リハビリテーション部の取り組み

各科でそれぞれの人数、特色に合わせた教育体制を整えております。 その他に、新入職者には1カ月かけて新人研修を行い、また、部全体で行われる勉強会、病院全体で取り組む勉強会も多数あり、日々研鑽に努めております。

理学療法士科

理学療法士科
身体に障害をお持ちの方に、座る、立つ、歩くなどの基本動作ができるように身体の基本的な機能回復のサポートを、私達理学療法士(PT)が担当します。
どんな人が対象なの?

ケガや病気などで身体に障害がおこり、起きられない、立てない、歩けなく、日常生活に支障をきたしている方に対し、リハビリテーションを行います。

どこで練習しているの?

当院2階の理学療法室・作業療法室や4階・5階の各病棟でリハビリを行っています。その他必要に応じて階段や屋外で行います。

どんなことをしているの?
廃用症候群や合併症の予防、早期離床、機能・能力の改善、日常生活動作、生活関連活動の自立、介護負担軽減を図り、在宅復帰を支援します。
関節可動域訓練、ポジショニング、筋力トレーニング、呼吸理学療法、物理療法などを行ないます。
全身状態の改善に伴い、座位・立位及び歩行などを開始し、日常生活動作の向上を図ります。
装具の作成を主治医と検討したり、患者様にあった装具を義肢装具士と検討します。
在宅状況に合わせた基本動作練習や移動手段の検討・練習、家族に対する介護指導・助言を行ないます。
在宅でも可能な運動指導を行います。

作業療法士科

作業療法士科
身体に障害をお持ちの方に、生活していくために必要な能力の開発や手段の獲得を私達作業療法士(OT)が支援します。
どんな人が対象なの?

病気やけがにより、基本的動作能力(運動や感覚・心身機能)、応用的動作能力(食事やトイレ、家事など)、社会的適応能力(地域活動への参加、就労・就学など)が低下し、日常の生活に支援が必要な方が対象です。

どこで訓練しているの?

当院2階の理学療法室・作業療法室や4階・5階の各病棟でリハビリを行っています。
その他にも病棟でのトイレや浴室・屋外など、その方に必要となる活動に合わせた場所で行っています。

どんなことをしているの?

現状の基本的動作能力、応用的動作能力、社会的適応能力を確認後、その人それぞれに応じた生活の方法を一緒に考え、習得を支援します。
具体的な方法は

基本的動作能力の改善 座る、立つ、歩くなどの練習
応用的動作能力の改善 食事動作、トイレ動作、入浴動作の練習、調理や掃除などの家事の練習、買い物など外に出る練習
社会的適応能力の改善 就労・就学への支援、趣味活動への支援、公共交通機関での練習
その他の取り組み

地域での認知症予防教室の開催

言語聴覚士科

言語聴覚士科
ことばなどのコミュニケーションに必要な機能や、食べる機能の障害に対して、私達言語聴覚士(ST)が訓練や助言、指導を行います。
どんな人が対象なの?

脳卒中や事故が原因で、上手く話すことができない、注意力が不安定、記憶の低下や考えることなどが苦手となり、他者とのコミュニケーションに不自由さを抱えている方を対象にリハビリを行います。また飲み物や食べ物でむせたり、上手く飲み込めなくなった場合にもSTが訓練を行います。

どこで訓練しているの?

当院には大小の言語訓練室(ST室)があります。話すことにストレスを感じやすい患者さんに落ち着いた環境で、リラックスして話しながら楽しく訓練が行えるように取り組んでいます。

どのようなことをしているの?
検査でご本人の症状を確認後、その結果に基づき発声発話訓練、絵カードや文字カードを使って理解力を強化する練習、絵や文
字を見てその言葉を言う練習、文字を思い出して書く練習、ことば以外の方法で意思表示をする練習など日常生活のコミュニケーションに必要な言語訓練を行います。
日常生活を安全・円滑に送るために必要な注意力、記憶力、判断力、柔軟性の回復を目的とした基礎訓練の実施や苦手となった機能を補う代替手段の検討も行います。
食べる機能の改善を目的に、食べ物を使わない基礎訓練(間接的嚥下訓練)や実際にゼリーや食事を使った応用訓練(直接的嚥下訓練)を行い、安全な栄養補給と食べる楽しみの回復に努めます。
その他の取り組み
創作活動 作品制作

身体に障害をお持ちの方に、生活していくために必要な能力の開発や手段の獲得を私達作業療法士(OT)が支援します。

言語障害、コミュニケーション障害、嚥下障害などの情報の紹介

病気やけがにより、基本的動作能力(運動や感覚・心身機能)、応用的動作能力(食事やトイレ、家事など)、社会的適応能力(地域活動への参加、就労・就学など)が低下し、日常の生活に支援が必要な方が対象です。

退院後のアフターフォロー体制

退院後生活調査

患者退院後、1カ月・4カ月後に自宅へ伺い、退院後の生活を調査させて頂いています。
退院前のアドバイスが適切であったかを確認させて頂いております。

かもめ音楽隊 ~失語症友の会・家族会~

月1回開催しております。コーラスを中心にボランティア活動を行い、当事者・家族の交流の場や失語症を学ぶ場となっております。

失語症友の会「かもめ音楽隊」 

みさき友の会~退院患者会~

3カ月に1回退院患者さんの交流の場として開催しております。健康チェック、健康体操、相談会を中心に、予防リハビリにもつながっております。