看護部長挨拶
深井 功一郎 KOICHIRO FUKAI

私たち看護部は“ケアリング”という概念を大切にしています。
ケアリングという言葉は色んな解釈がなされていますが、私は「気づき・関心・思いやり」という看護の中核的概念として捉えています。
たとえば、皆さんは電車やバスで隣に座った人の顔色の変化に気づくことができるでしょうか?関心が無ければ相手の変化に気づかず、まして手を差し伸べることはできません。
でも、大切な人であればすぐ些細な変化に気づき、愛情を持った関わりをしようとするはずです。まさに、そのような関わりこそが看護・介護の本質であると考えています。
私たちはプロフェッショナルとして、しっかりと相手に関心を持ち思いやりのあるケアを提供しなければなりません。
一方で、そのようなケアを提供するためには、スタッフ自身が心身ともに健康である必要があります。そのためにも“仕事ありきの生活”ではなく、“生活ありきの仕事”として、プライベートな時間、そして家族との時間を大切にして欲しいと願っています。
自身の生活を大切にしつつ、「ユニホームを着たら全力で患者さんに向き合う!」スタッフ一人一人がそう思ってくれるような職場環境を目指しています。
最後に、当院の看護部門において、いじめやハラスメントは絶対に許しません。職場がそのような劣悪な環境ではスタッフ自身が不幸になるだけでなく、患者さんへのケアの質も低下し、ひいては病院の質の低下に繋がります。当たり前のことではありますが、これは部門を率いる立場からの強いメッセージとして職員一人一人に伝えています。
スタッフ全員がケアリングマインドを持ち、患者さん、ご家族、そしてスタッフ間においても、「優しさと信頼」に溢れた環境づくりにこれからも努力していきます。
看護部理念
優しさと信頼に溢れた看護・介護を提供します。
基本方針

回復期リハビリテーション病棟の基本方針
- その人らしい生活を支え、人生の再構築に向かって患者さま・ご家族と共に歩めるパートナーを目指します。
- “待つ看護・させる看護・支える看護” の徹底により、その人にとって最良の回復が図れるよう支援します。
- 疾患に起因する様々な症状に対し、確かな全身管理と24時間生活リハビリテーションの提供により、その人にとって最良の環境作りに努力します。
療養病棟の基本方針
- 在宅復帰を目指す療養病棟として、質の高いリハビリテーションの提供により、その人の身体的・精神的・社会的機能回復を支援します。
- その人らしい生活を守り、安心できる和やかな生活環境の提供を目指します。
- 確かな医療と、安全で“癒し” のある看護・介護を提供します。
外来の基本方針
- 専門的知識・技術を持った質の高い看護の提供を目指します。
- 病院の窓口として、安心して来院して頂ける雰囲気づくりに努力します。
- 地域とのコミュニティを大切にし、顔の見える関係性を構築していきます。